今回の写真展開催に至ったのは、僕と古くからの友人である渡邉慎也氏が抱いていた、長年の「夢」を実現したものです。僕は写真、彼は料理という全く異なる道を歩んできましたが、いつかお互いが独立した後、一緒に何かをやりたいという思いがありました。そして、18年という長い年月を経て、今回の開催が実現しました。職種は違えど、僕たちは「良い写真」と「良い料理」がいつでも身近なものであってほしいという、似た感覚を共有しています。何より、写真と料理に真摯に向き合ってきた二人だからこそ、このコラボレーションが実現したのだと思います。この写真展が何か大きな意味を持つわけではありませんが、僕たちの夢を形にした特別な空間であることは間違いありません。写真と食事をゆっくりとお楽しみいただければ幸いです。